3月7日(金)、ソウル中央地方裁判所ではADORが提起した「プロダクションの地位保全および広告契約締結などの差し止め仮処分」の仮処分尋問が行われました。NJZ(NewJeans)はメンバー全員が出席し、昨年末に開催された日本レコード大賞で「HYBEにハメられた」ことを主張しています。
HYBEがNJZ(NewJeans)の追悼リボン着用を禁止した?

3月7日(金)、ソウル中央地方裁判所ではADORが提起した「プロダクションの地位保全および広告契約締結などの差し止め仮処分」の仮処分尋問が行われました。
NJZ(NewJeans)のメンバーたちに出席義務はありませんでしたが、ミンジは「自分たちに関することなので」と明かし、メンバー全員が出席。
その中で、メンバーたちは「HYBEの策略によって、非難の対象になるところだった」と明らかにしました。
NJZ(NewJeans)は昨年12月30日、日本で開催された『第66回輝く!日本レコード大賞』に出演。
その前日の12月29日、済州航空の旅客機が務安(ムアン)空港で胴体着陸し、179人が死亡するという事故が発生しました。
これを受け、メンバーたちは犠牲者を追悼する意味を込めた“黒いリボン”を着けてステージに上がろうと考えましたが、HYBEが「日本の放送局で問題になるかもしれない」とリボンの着用を禁止したと明かし、メンバーたちは「HYBEが追悼リボンを着けることを阻止した」と主張しています。
HYBE所属の他のアーティストは追悼リボンを着けてステージへ

HYBEから追悼リボンの着用を阻止されたというNJZ(NewJeans)は、自ら放送局側に確認。
その後、「(追悼リボンの着用は)全く問題ない」と伝えられたため、急遽ハニがメンバーのために追悼リボンを手作りし、襟元に追悼リボンを着けたと言います。
この一連のやり取りの後、NJZ(NewJeans)のメンバーたちはHYBE所属の他のアーティストたちが、追悼リボンを着けてステージに上がっていることを発見。
『第66回輝く!日本レコード大賞』にはHYBE傘下からLE SSERAFIM、ILLIT、TOMORROW X TOGETHERが出演しており、どのグループも追悼リボンを着けていたということです。
これについてNJZ(NewJeans)は「もしHYBEの意見を聞き入れていたら、自分たちだけが非難の対象になるところだった」とし、「ADORが自分たちの見えないところで、私たちの評判を落とそうとしている証拠だ」と主張しています。
ダニエルは「どんな結果が出てもADORには戻らない」と主張し涙…

尋問を通じて、「NewJeansのデビューのために、210億ウォン(約21億円)を投資した」と主張したADOR。
また「メンバーそれぞれに50億ウォン(約5億円)を精算した」と続けましたが、これについてNJZ(NewJeans)は「お金さえ支払えばそれで終わりなのか」と反論。
ダニエルはこれまでHYBEとADORから受けた不当な扱いについて、「私は今21歳なのに、(契約期間の)残り5年でまた同じような体験をしたくない」と涙を流し、「どんな結果が出ても、私にはADORと共にしたいという気持ちが全くないことをもう一度改めて申し上げる」と述べました。
これについてADOR側は「仮処分申請をした理由はたった一つで、NewJeansと共にしたいから」と述べ、「ADORのスタッフはそれぞれの席でしっかりと役割を果たし、NewJeansが戻ってくることを待っている」と伝えています。