「米国リーグに移籍したソン・フンミンのユニフォームが大谷のユニフォームより売れた」とわざと日本を引き合いに出して自慢

本当に大谷やメッシよりたくさん売れたの？・・・ ロサンゼルスFCの孫興民のユニフォーム、1週間で世界販売数1位

孫興民（ソン・フンミン）がメジャーリーグ・サッカー（MLS）に上陸してからたった一週間。その短い間でアメリカはもちろん世界中が彼の名前に揺れている。

ロサンゼルスFCが移籍料として史上最高額の2,650万ドル（＝約38億9,000万円）を投資した理由は、単に競技力のためだけではない。商業的価値。正にそれだった。そして、孫興民は期待を裏切らなかった。

ロサンゼルスFCの発表によると、孫興民のユニフォームは彼を迎え入れた直後の1週間で、世界中のすべてのスポーツの中で最も多く売れたジャージとして記録された。ロサンゼルスFCのオーナーのジョン・ソリントン氏は最近イギリスメディアとのインタビューで「孫興民のユニフォームは（迎え入れ後の）1週間で世界中のすべての種目で最も多く売れた」と伝えた。リオネル・メッシ、レブロン・ジェームズ、大谷翔平まで追い抜いたのだ。

価格は195ドル（＝約2万8,000円）、韓国ウォンで約27万ウォンだ。しかし、ファンは気にしなかった。EPL得点王である彼の名前と背番号が刻まれた黒と金色のロサンゼルスFCのユニフォームは飛ぶように売れている。現在オンラインショップでは「9月13日以降に発送」というフレーズがついた状態で予約注文のみ受け付けている。事実上の売り切れなわけだ。

ユニフォームの販売だけではない。チケットの価格も天井知らずに急騰した。孫興民のホームデビュー戦が予定されている9月1日の試合。わずか1ヵ月前まで50ドル（＝約7,300円）前後だった最安値は既に200ドル（＝約2万9,400円）に跳ね上がり、本部席の中でも視界が良い席の一部はなんと5,265ドル（＝約77万3,900円）で取り引きされている。

尋常でない孫興民効果にロサンゼルスの観光庁も盛り上がっている。韓国人観光客誘致のために本格的な活動を始めた。「孫興民が来ると、リーグが変わった」というファンの言葉は誇張ではない。そして、孫興民はわずか3試合でゴールとアシストを記録し、技量でもそれを証明している。