韓国、水上バスを就航したところ初日から船のトイレが逆流、船を汚物まみれにする

漢江水上バスの運航初日にトイレが逆流

ソウル市が通勤のための公共交通機関として作った漢江水上バスが18日から正式に出航した。前日に開かれた試乗式は大雨のために中止になった中、今日の運行中にトイレで問題が起きたことが分かった。

18日、あるオンラインコミュニティにはネットユーザーが漢江水上バスに乗った感想や写真をアップした。

彼は「今、漢江水上バスに乗っているが、トイレが故障したため利用できない」と書き込みながら、トイレ前の写真を一緒にアップした。身体障がい者用のトイレと立て札が貼られたドアは青色のテープで密閉された状態だった。ドアと床の間の隙間は雑巾などで塞がれた状態で、一部の雑巾は変色していた。

書きこんだネットユーザーは「蚕室で乗船したが、（トイレが）詰まった。溢れている」とし、「船に乗っている間はトイレが利用できない」と吐露した。そして「利用できないどころではなく溢れていた！」とし、「今トイレをテープで塞いだり、トイレットペーパーなどで汚物が流れ出るのを防いでいる」と書いた。

それとともに「何が何でも次の停留所で降りなければ」とし、午後3時50分頃にトゥクソム船着場に到着したと感想を残した。

地上の交通手段ではなく、水上で運行する水上バスなだけに、トイレなどの重要施設に問題が起きれば乗客が不便を強いられるものと予想される。特に、船舶は走行速度が遅く搭乗時間も長いため、乗客の立場では長時間大小便を我慢しなければならない状況が起きる可能性もある。

漢江水上バスは2023年3月に事業計画を発表してから2年6ヵ月後に運航が始まった。麻谷から蚕室まで2時間7分掛かる。

ソウル市長のオ・セフン氏は17日の就航式で「漢江水上バスの出航は漢江ルネッサンスの頂点を極める歴史的な瞬間」と言いながら、「断言しますが、ソウル市民の生活の質の向上の観点から、漢江の歴史は漢江バスの運航の前と後で明確に分かれることになるでしょう」と述べた。