韓国メディア「日本のメディアと国民も、米国の関税交渉の結果で韓国に負けたのを認めたようだ」

「さすが韓国、日本の完敗だ」　韓米交渉の妥結に日本列島がイライラ

韓国がアメリカに3,500億ドル（＝約53兆円）を現金で投資することで合意したことに対し、日本が肯定的な評価を出した。そして自国の交渉結果には不満の声を高めた。

韓国とアメリカは29日、3,500億ドル規模の対米投資パッケージの詳細に合意した。3,500億ドルのうち2,000億ドル（＝約30兆円）は現金投資で、1,500億ドル（＝約23兆円）は造船業に協力する方式で構成することにした。

（中略）

日本の世論は韓米交渉を肯定的に評価する一方、日本の交渉を批判した。

TBSの「韓国はアメリカとの関税交渉で対米投資金2,000億ドルを現金で払い、自動車関税を15%に引き下げた」という記事には、
「（日本は韓国に）負けた。完敗だ。外交の敗北だ」や
「日本のメディアは、日本と韓国の合意内容を徹底的に比較し、前政権の失敗を分析して日本政府が（アメリカと）再交渉するように促すべき」
などのネットユーザーの苦言が上がっていた。

また別のネットユーザーは
「さすが韓国だ。日本は最初から交渉を諦めて防衛費を献納する方式だ」
と指摘した。

別のコメントでは
「アメリカが（韓国が主張する内容で）合意していないと否定する可能性がある。過去にも韓国が発表をした後、アメリカがそれを否定していた」
「韓国は日本のように交渉文書を公開しなかった」
「推測かつ妄想に過ぎない記事」
「どうせ韓国も（日本と同じように）アメリカのペットなだけ」
という刺激的な内容も含まれていた。

更に読売新聞は30日、「韓国がトランプ大統領を異例に歓迎したことが関税交渉の妥結に影響を及ぼした」と伝え、共同通信は前日に「韓国がアメリカとの関税のビッグディールに合意することに成功した」と報道した。

続いて「韓国の李在明（イ・ジェミョン）大統領は、トランプ大統領が好む金色をあちこちに利用した」と書きながら、首脳会談のために特別に製作したとされる金色のネクタイや新羅時代の天馬塚の金冠のレプリカなどについて言及した。

また「今月27日にアメリカ・ブルームバーグ通信に公開されたインタビューで李大統領は『交渉の妥結の遅れが必ずしも失敗を意味するわけではない』としながら合意を急がないと述べていたが、今回の妥結はほとんどの予想を覆す結果となった」と付け加えた。

一方、産経新聞は「韓国の李在明大統領とトランプ大統領が首脳会談で最大の懸案だった関税交渉を巡り具体的な方式で合意した」としながらも、「ただ、首脳会談の当日、李大統領はトランプ大統領に『せっつかれて』合意した形なので、不安要素が依然として残っている」と指摘した。