韓国世論、イタリア人のタレントが「日韓の歴史問題は日本の言い分も聞くべき」と語っただけで寄ってたかって無理やり謝らせる

「日帝強占期について両方の話を聞くべき」・・アルベルト、歴史の歪曲議論に軽率だったと謝罪

イタリア出身の放送人アルベルト・モンディが歴史の歪曲発言で論争を起こした中、自身の発言について謝罪した。

26日午後、アルベルトは個人アカウントを通じて「まず最近公開された『354 サムオサ』（＝韓国で活動する外国人3人のYouTubeチャンネル）の動画で、私の発言により多くの方々にご心配をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます。私の至らなさで不快と失望を与えた点を深く反省しています」と頭を下げた。

前日のYouTubeチャンネル『354 サムオサ』には、イタリア出身の放送人アルベルト・モンディ、ドイツ出身の放送人ダニエル・リンデマン、オーストラリア出身の放送人サム・ハミントン、俳優ソン・ジヌが出演し、国際結婚に関する話を交わす姿が盛り込まれた。

話を交わしている途中、ハーフの子供のアイデンティティの話になると、ソン・ジヌは「でも実は私の妻が日本人なので、子供たちが学校に行くと歴史を学ぶじゃないか。それで何か備えをさせようとした方がいいかなと思って子供たちに『あなたたちの父は韓国人で母は日本人だ。あなたたちは二人とも人間だ。日本人でもあるし、韓国人でもある』と言ってちょっと彼らのアイデンティティをはっきりさせてあげた。そして『でも2人は昔、戦った』と事前に教えてあげている」と打ち明けた。

これに対しアルベルトも「歴史を眺める見方について助言をしている」と述べた。彼も弟が日本人と国際結婚した状況だ。アルベルトは「実は私たちもレオ（＝恐らく息子の名前）が韓国史に関心が高くて本を読んだりするからね。（レオが）『ママ、日本人は本当に悪かったんだね』と話をする」とし、「『昔はそうだったけど、おばさんも日本人でしょ？ 日本人が悪いとかそういうことじゃなく、これが歴史というものだ』『両方の話も聞くべき』といった話もよくする」と自身の考えを明らかにした。

動画が公開されると、視聴者からの指摘が続いた。日本が韓国を一方的に侵略し、植民地支配した歴史的事件を巡り、「（韓国と日本が）戦った」と表現するのは不適切と批判されたのだ。それだけでなく、アルベルトの「両方の話も聞くべき」という「両非論」（＝両方に誤りがあるという主張）の発言もまた視聴者の憤りを増加させた。一部では「だったらユダヤ人とドイツ人も戦ったのか」と発言の深刻さを指摘した。

これにアルベルトは「韓国と日本の歴史問題は多くの方々の痛みと記憶が宿っているとても重いテーマです。それなのに私はその重さを十分に考慮できないまま軽率な発言をしてしまった。これは全面的に私の責任です。今回のことを通じて深く振り返ることにしました」と伝えた。そして彼は「私の足りない言葉で傷ついたすべての方々にもう一度心よりお詫び申し上げます」と反省の意を伝えた。

（後略）