韓国のコミュニティサイトより「国籍が韓国か日本か曖昧な料理たち」というスレの反応を翻訳して紹介します。
国籍が韓国か日本か曖昧な料理たち
キンパ
起源や伝来が確実に日本であり、70年代までは「巻き」と呼ばれていた。（もともと「キンパ」と呼ばれていたのは、手で海苔をつかんで巻いて食べる形のもの）
韓国人の一部も日本から来たものであることを認識しているが、海外では韓国料理として販売されており、さらには日本でも自国の巻き寿司と区別して韓国の「キンパ」と呼んでいる。
プルコギ
当然、大多数がオリジナルの韓国料理として認識しているが、60年代に初めて提供した店（韓一館）が、日本式の鍋スタイルを模倣したものだとメジャーなメディアのインタビューで公式に認めてしまった。
客観的に見ると、醤油と砂糖を使った煮込みの形なので、日本風に近いところはある。
焼肉
日本統治時代に渡った在日韓国・朝鮮人を中心に網焼きが広まったものだが、その後、タレの使い方などの違いによって現地化が進み、日本人も韓国料理がベースであることは認識しているものの、ある程度は日本料理として捉える傾向も生まれた。
海外では「ジャパニーズ・バーベキュー」という名前で広まっている。
キムチ鍋
今では日本の家庭料理の汁物の中でも人気の高い料理になっている。
キムチが入っているから韓国料理と思うかもしれないが、日本の鍋料理にキムチを材料として応用したものなので、日本の鍋料理の一つと見る意見も多い。
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韓国の反応
ジャージャーメン（炸醤麺）は中国料理、チャジャンミョン（짜장면）は韓国料理だ。
茶碗蒸し、豆腐、味噌、醤油も、どの国のものか厳密に区別するのは難しい料理だし、韓中日は互いに影響を与え合ってきた文化圏であり、それぞれの特徴に合わせて発展してきたのに、無意味な起源論争とか本当に…
それじゃあプルコギを作るときに、なぜ日本の醤油を使うんだ？
使う調味料は醤油と砂糖じゃないのか？
韓国料理だよ。 そもそもソウル式の汁ありプルコギだけじゃなくて、光陽（クァンヤン）式、彦陽（オンヤン）式みたいな汁なしプルコギもある。
プルコギといえばなぜか汁ありプルコギだけを取り上げるのか理解できないし、韓国にもプルコギの種類はたくさんあるのに、なぜピンポイントで汁ありプルコギだけを持ち出して「日本の影響を受けた」と言うのか、バカバカしい話だ。
仮にプルコギが日本の影響を受けたとして、それが何か問題なのかも分からない。
韓国料理だろう。
日本の影響を強く受けたのも事実だけど、だからといって韓国料理じゃなくなるわけじゃない。
韓国料理だ。
千年間肉食を禁じた国なのに。
ポイントは、韓国の鍋料理であるプルコギは1960年代に登場したが、日本の鍋料理であるすき焼きは20世紀以前から存在していたということだ。
千年間肉食を禁じていたんだから、日本の肉料理のほとんどは外国の影響を受けたものだと見るべきだろう。
それに、うどんも韓国のカルグクスが由来だと言った日本の会長もいた。
影響はお互いに与え合うものだ。
カレーはインド料理だけど、カレーライスは日本料理。
これも途中で一つ経由してるんだよ。
カレーはインド料理で、もともとはイギリスがインスタントカレーを作り始め、日本がそれを発展させてカレー文化を広め、それが韓国まで伝わった。
じゃあ、韓国のオットゥギの3分カレーは、インド料理なのか？ イギリス料理なのか？ 韓国料理なのか？ 日本料理なのか？
そもそも「起源」を議論すること自体がおかしいんだよ。
それは明確だろう。
カレー → インド料理
チキンティッカマサラ → イギリス料理
カレーライス → 日本料理
3分カレー → 韓国料理
この概念を韓国人がそんなに理解しにくいとは思わなかった…。
