(G)I-DLEのミンニがタイで人気のYouTubeコンテンツに出演し、自身が経験したうつ病やパニック障害について語りました。ミンニがうつ病になったきっかけや、当時の状況が赤裸々に明かされています。
コロナ禍をきっかけにメンタルの不調に陥った(G)I-DLEのミンニ

3月6日(木)、タイのYouTubeコンテンツ「WOODY FM」は(G)I-DLEミンニとの映像を公開しました。
ミンニは映像の中で、2020年2月頃から始まった新型コロナウイルス感染拡大の時期を回想し、無観客でパフォーマンスを行っていたことで「パニック障害に陥った」と明かしました。
感染拡大の影響で約1年、メンバー以外と会わない生活を続けた後にワールドツアーを開催しましたが「適応できなかった」と説明。
ステージでパフォーマンスをしている際には「なぜ彼ら(ファン)は私のことを見ているのだろう」と感じ、カメラを向けられた際には「私が何か間違ったことをしたのか。なぜ私のことを撮るのだろう」と、不安を感じるようになったと明かしました。
「天使と悪魔が戦っているようだった」と告白

またミンニはステージに立っていた際、どこからか「ここから出ていけ」「誰もあなたを歓迎していない」という声が聞こえたと回想。
これはファンの声ではなく、いわゆる天の声のような実在しない声でしたが、その声を耳にしたミンニは「早くこの場を去りたい」とパニックに…。
そしてコンサートを終えた後に激しく泣き続け、このような状態が何日間も続いたと語りました。
しかし、「メンバーに話して心配をかけたくない」と考えていたミンニはずっと一人で悩み続け、最終的にはマネージャーに相談。
帰国後に医師の診察を受け「うつ病」と診断されたことを明かし、当時について「天使と悪魔が戦っているようだった」と告白しました。
さらにミンニは自宅に帰ってもカーテンの裏に多くの観客がいるような錯覚に陥り、常に誰かに見られているのでは?と怖くなり、不眠症になったことも明かしています。
(G)I-DLEのミンニが「心の健康」についてアドバイス

うつ病やパニック障害について、当時は「ファンにも両親にも知られたくなかった」と明かしたミンニ。
最後にミンニはファンに向けて、心の健康の大切さを語りました。
ミンニは不眠が続くことで免疫力が下がることを指摘し、気分が落ち込んでいる時に“過去の間違い”や“もしかしたら起きていたかもしれないこと”を考えないようにすることが大切と説明。
続けて“自分自身に優しくいること”や“様々なイベントを楽しむこと”だけでなく、“自分自身が話す言葉にも配慮すること”が大切とアドバイスしました。
今回、うつ病やパニック障害について赤裸々に体験談を明かした(G)I-DLEのミンニ。
この映像が公開された後、多くのファンから「辛い過去なのにオープンに打ち明けてくれてありがとう」「ミンニがそのような過去を抱えていたのは知らなかった」「これはどんな人にも力を与えてくれる内容だ」と、称賛の声が相次いでいます。